
野球部を最後の夏まで続けて、勉強時間ゼロから国立大理系に合格した話
はじめまして。小学生から野球を始め、大学野球まで続けてきた理系大学院生です。今回は、高校時代に野球を8月まで続けていて、それまで受験勉強0だった僕が、旧帝大には届かなかったものの国立大学理系に進んだ、実際の月別スケジュールを紹介します。
なかなか結果が出なくてしんどい人もいると思います。僕も同じでした。同じ状況にいる人に届いてくれたら嬉しいです。
「理系は物理・化学が一番遅く終わる」という現実からのスタート
理系は、物理と化学の授業が学校で終わるのが一番遅い教科です。野球引退が8月だった僕にとって、この2教科をどう固めるかが最初の分かれ道でした。
だから最初にやったのは、共通テストのことはあまり意識せず、物理と化学を優先して固めることでした。この2教科は共通テストと二次試験の範囲がほぼ一致しているので、記述問題を解ける力をつけることを意識して進めました。
8月〜9月中旬:一番頭を使う教科を、一番体力がある時期にぶつける
勉強時間は1日8〜10時間、土日は朝9時から夜18時まで。この時期にやっていたことです。
(平日の勉強時間は授業時間も含まれます)
- 物理: 物理のエッセンスを中心に、過去の単元から総復習
- 化学: 重要問題集を中心に進める
- 数学: もともと好きだった教科だったので、この2教科よりは配分を少なめにしつつ、青チャート の数ⅠAと数ⅡBを両方すべて解いた(9月中旬まで)
- 英語: バス通学中に単語帳を開いて、音声を聞きながら単語を覚えるのを毎日の習慣にした
- 地理・国語: この時期は手を付けない
野球で体力を使い切った後の期間だからこそ、一番頭を使う物理・化学を最優先にしたのが、今振り返ると正解でした。まだ受験勉強に体が慣れていない時期に、思考力を要求される教科を後回しにすると、そのまま感覚を掴めないまま本番を迎えることになります。
地理と国語を「手を付けない」と決めた、傾斜配分の話
ここが一番伝えたいポイントです。全教科を平均的に頑張ろうとしませんでした。
物理・化学・数学で確実に点を稼ぎ、英語は最低限、地理と国語は共通テスト直前まで基本的に触らない。これは怠けていたわけではなく、理系である以上どの教科の配点が重いかを考えた上での、意図的な判断でした。全部を同じ熱量でやろうとすると、結局どれも中途半端になります。
9月中旬〜11月:二次試験対策への切り替え
物理・化学がある程度固まってきたこの時期から、二次試験を見据えた対策に切り替えました。
- 物理: 物理のエッセンス が完璧になっていなければ引き続き、できているなら良問の風へ。これを2周したら名問の森に進む
- 化学: 重要問題集を3周。旧帝大を目指す場合は化学の新研究も
- 英語: 単語に加えて英文熟考、リスニングを継続
- 数学: 数III に着手
- 地理・国語: 引き続き手を付けない
12月〜共通テスト本番:優先順位を総入れ替えする
直前期は、それまでとやることをがらっと変えました。
- 物理・化学: このころには仕上がっているはずなので、優先順位を下げる
- 英語・数学: 過去問をひたすら解いて傾向対策
- 地理: ここで一番重要な教科に切り替わる。過去問をひたすら解く
- 国語: 引き続き手を付けず、フィーリングで対応
夏から秋まで手を付けなかった地理を、直前期に一番重要な教科として本気でやる。この「時期によって教科の優先順位を丸ごと入れ替える」判断が、限られた時間で旧帝大レベルを狙うための核心でした。
使った参考書まとめ
| 教科 | 使った参考書 |
|---|---|
| 物理 | 物理のエッセンス、良問の風、名問の森 |
| 化学 | 重要問題集、化学の新研究 |
| 数学 | 青チャート |
| 英語 | システム英単語、英文熟考 |
| 地理 | 地図帳 |
| 国語 | 特になし |
それぞれの教科について、もっと詳しいルートは別の記事で解説していきます。
受験生のみなさんに伝えたいこと
わからない問題があれば、すぐ先生や友達に相談してください。逆に、友達が分からなさそうにしていたら教えてあげてください。人に教えるには自分も詳しく理解している必要があるので、定着率が上がっておすすめです。
無理をしすぎないでください。適度に休憩を取って、自分にご褒美をあげてください。
受験勉強は本当につらいです。結果がなかなか出ないこともあります。周りは結果が出ているのに、なんで自分だけ、と思うこともあると思います。努力はすぐには結果になりませんが、必ずどこかで結果になります。それが共通テストでなくても、その後の大学生活や就職活動で必ず活きてきます。
旧帝大を目指していた僕は、最終的には別の国立大学に進みましたが、あの受験勉強の経験は、今の大学生活にも、これから控える就職活動にも、ものすごく役立っています。
あなたの努力は、誰かが見ています。最後の最後まで悔いが残らないように頑張ってください。心から応援しています。
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