これまでの記事では、いつ・何を勉強したかを紹介してきました。今回は、この受験の根っこにある考え方――「なぜ英語・国語を最低限にして、数学・物理・化学に全振りしたのか」を、数字の裏付けとあわせて解説します。このブログで一番大事な記事です。

全教科を平均的に頑張ろうとしなかった理由
苦手な教科を人並みに引き上げるのと、得意な教科をさらに伸ばすのとでは、同じ勉強時間でも点数の伸び方がまったく違います。僕の場合、英語と国語は基礎からやり直すには時間が足りなさすぎました。だから「人並みにする」ことを諦めて、「最低限、失点を抑える」ことだけに絞りました。その分の時間を、もともと得意だった数学・物理・化学に回しました。
各教科の目標点
国語だけは、正直どう伸ばせばいいか分からない科目でした。だから最初から目標を50%に設定し、その分を他の教科で80%超えを狙ってカバーする設計にしました。
| 教科 | 目標得点率 | 本番の得点率 |
|---|---|---|
| 英語 | 80% | 70% |
| 国語 | 50% | 50% |
| 数学 | 80% | 60% |
| 物理 | 80% | 80% |
| 化学 | 80% | 90% |
| 地理 | 80% | 80% |
正直に言うと、僕の年は数学がかなり難しく、目標の80%から60%まで落ち込みました。それでも化学が90%まで伸びていたので、トータルでは大きく崩れずに済みました。1教科が計算通りいかなくても、他でカバーできる設計にしていたのが効いたと思っています。
なぜこの配分で国立大学レベルに届くのか
理系の場合、二次試験は数学・物理・化学の配点が共通テストより大きい大学が多いです。つまり、共通テストで多少点数が伸びなくても、二次試験の理系科目で挽回できる設計になっています。逆に言えば、共通テストの結果だけで一喜一憂せず、二次試験まで見越して勉強計画を立てることが大事だということです。
英語で意識していたこと
英語の文法は、共通テストではほぼ出題されなくなりましたが、二次試験では和訳問題で使うので、英文熟考で読み解く力は継続して鍛えていました。
リーディングもリスニングも、単語の意味が音声を聞いてすぐに出てくるようになれば、どちらも7割くらいは解けるようになります。そこから先は、とにかく過去問を解いて出題傾向を掴むことが大事です。特にリスニングは「ここで答えを言いそうだな」という感覚が、過去問を数多く解くことで掴めるようになってきます。ここまで来るように、ひたすら問題を解き続けることが重要です。
国語で意識していたこと
古文は苦手でしたが、漢文は漢字から意味がある程度読み取れるので、漢文だけは文法や重要単語をしっかり勉強していました。古文と漢文はできるだけ短い時間で解き切って、評論と小説に時間を残すようにしていました。
国語の解く順番や時間配分を、今の共通テスト(90分)に合わせてまとめた記事も書きました。

数学・物理・化学で稼ぐという判断
模試の時点では、数学7割・物理8割・化学9割ほど取れていました。この3教科でしっかり稼げる状態を作っておけば、英語・国語で多少崩れても総合点でカバーできるという感覚がありました。
実際、本番は数学が難化した年で6割まで落ちましたが、物理8割・化学9割は模試の水準を維持できていました。
この戦略は誰にでも当てはまるわけではない
正直に言っておきたいのですが、この戦略が機能したのは、僕がもともと数学・物理・化学が得意だったからです。逆に英語や国語が得意な人が同じことをする必要はありません。自分の得意・不得意をはっきり自覚した上で、どこに時間を投資するかを決めることが大事だと思っています。
まとめ
英語・国語を最低限にして、数学・物理・化学に全振りする。この戦略の中身は、教科ごとにもっと詳しく別記事で解説していきます(数学編、物理編、化学編、英語編、近日公開)。


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