記事3で紹介した通り、僕の戦略の軸は「英語・国語は最低限、数学・物理・化学で稼ぐ」でした。その中でも数学は、一番早く仕上がった教科でした。今回は、数学をどう「先行逃げ切り」させたかを詳しく書いていきます。

なぜ数学だけ「先行逃げ切り」ができたのか
数学はもともと好きな教科でした。物理・化学よりも優先順位は一段落ちるものの、8月の時点からコンスタントに取り組んでいました。青チャートの数ⅠA・数ⅡBを、両方とも9月中旬までに一通り解き終えていたのが、後々効いてきます。
学校の授業ペースより先に自分で範囲を終わらせておく。これが「先行逃げ切り」の意味です。理系は物理・化学の授業が終わるのが一番遅いので、数学だけでも早めに片付けておくと、秋以降の時間の使い方にかなり余裕が生まれます。
8月〜9月中旬:青チャートを1A・2Bすべて解き切る
青チャートは2周解きました。解き方の詳細は、また別の記事で紹介しようと思います。
記事2でも触れましたが、土日の午前中は数学からスタートするようにしていました。一番好きな教科を最初に持ってくることで、その日全体のモチベーションを上げる狙いがありました。1日の流れとしては、数学でスタートして勢いをつけ、午後に化学と物理、最後に英語という順番を基本にしていました。
9月中旬〜11月:数IIIに着手、二次試験を見据えて
数ⅠA・ⅡBが仕上がったこの時期から、数IIIに取り組み始めました。数IIIも青チャートを使っていましたが、この教科だけは学校の授業がまだ進行中だったので、8月の時点から授業の復習と、授業がまだ扱っていない分野の先取りを並行して進めていました。数ⅠA・ⅡBを先に仕上げておいたからこそ、数IIIにこの並行作業を割く余裕が持てたのだと思います。
12月〜共通テスト本番:ひたすら過去問、傾向対策
過去問は最初から順番通りに解いていきました。ただ、共通テストは本当に時間が足りません。詰まった問題は、解法がまったく浮かばない場合はすぐに次の設問に移る。この判断を徹底していました。
本番で数学が難化した年、6割まで落ちた話
記事3で書いた通り、僕の受験した年は共通テストの数学がかなり難しく、模試では7割取れていたのに本番は6割まで落ち込みました。平均点が30点を下回るほどの難易度だったと記憶しています。
事前に「今年は難化する可能性がある」という情報は聞いていたので、本番で難しいと感じても動揺せず、確実に解ける問題をケアレスミスなく得点に繋げることだけを意識していました。難しい年ほど、奇をてらわず基本に忠実に解くことが結果的に一番効きます。
それでも大きく崩れなかったのは、化学が模試の水準を維持できていたからでした(記事3参照)。1教科の失点を他でカバーできる設計にしていたことが、ここで活きました。
先行逃げ切りが効く理由
理系にとって数学は、共通テストと二次試験の両方に直結する科目です。早めに基礎を仕上げておけば、秋以降は演習や過去問に時間を使えます。逆に基礎固めが遅れると、物理・化学の追い込みと重なって、どちらも中途半端になりかねません。数学を先行させることは、他の教科のための時間を作ることでもありました。
まとめ
数学は、僕の受験戦略の中で最初に「仕上げる」教科でした。次は、共通テストと二次試験の範囲がほぼ一致している物理について書いていきます。


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